2015年8月2日日曜日

内面からの意識

最近SNSのタイムラインをながしていると、某 ユ◯クロの売り上げ低下のニュースとコメントに目が留まった。
SNSに書き込まれたコメントに目を通していると、『ユ◯クロってダサいけど、下着は買ってる』と投稿があった。
7年位前から同じことを言っている人がいる気がするような。。。意識の変化とはこうも変わらないものかと。

個人的な意見として、ダサいと思うなら違うブランドの下着にすればいいのにとも思うし、ダサいと思うブランドを見えなければ公言して穿くんだとも思う。。。




片や、
アディ◯スのyoga広告に目が留まり。

『背中で、女を魅せる』。。。。

確かに背中の開いたドレスからみえる綺麗な背中は素敵だし、男とし見入ってしまう性はあるが、男の同性同士の会話でも優先順位が低いのかあまり話題にはでないし、背中で連想することって日本だと武士の風上にもなんちゃら、背中を追う、みせるって言葉や、和太鼓奏者など男を連想させるような部位になるのが一般的、むしろ男性の色気の見せ所のひとつだと思い自身でも気を遣ってる部位のひとつ。
日々美に対して欲求を求めているから?そういった生き物なのか女性は?






この数年間で確かに男性用基礎化粧品、スキンケア商品、ファッションアイテムの広がりもあるし、メンズサロンは当たり前のようにバンコクにもあるし、男性も多様化?と言うか良い意味での固定概念を砕きつつあるように感じる。

通常みえる部分だから努力をする
みえない部分だから後回しにする
男だからこれでいい
女だからこうする

性別関係なしに貪欲に表現を取り入れることが出来たら、より表現も豊かになり、心も体も充実させられるのでは?と思い居続けています。

人を産むことが出来るのは女性だけ。
でも、
物事を発想、創造する事に関しては性別は関係ない。
と、思いつつも男の自分が男として発想、創造したいと思い続けてる意思が、
『made in daddy』と決めた理由。。。

2014年12月26日金曜日

起源と発端



2014年もあと少し、BKKに来て2ヶ月が過ぎました。

想像通り、人種、文化、気候、情勢が混沌と混ざり、なにか期待すらしてしまう、情報を入れ続けなくとも焦る事もなく、ストレスのない空気感がとても心地いい日々を過ごしています。(空気は汚いけど。。。)





今回は、下着の起源(lower garment)について遡ってみたいと思います。


先ずはアダムとイブ。。。

「女が見ると、その木はいかにもおいしそうで、目を引きつけ、賢くなるようにそそのかしていた。女は実を取って食べ、一緒にいた男にも渡したので、彼も食べた。二人の目は開け、自分たちが裸であることを知り、二人はいちじくの葉をつづりあわせ、腰を履うものとした」     旧約聖書 創世記 第3章6-7

ワコール発行の書籍より、下着の起源は紀元前3000年。世界四大文明の一つで世界最古の文明とされ、太陰暦・楔形文字・60進数法等を考え出したとして有名な、メソポタミア文明を生み出したシュメールのテラコッタ像とレリーフに描かれた二人の婦人のうち、一方がはいている物が最初とある。




もともと短い腰巻のような(ロインクロス)が発達し、腰布が太ももにまとわりついて邪魔だという理由から、その端を固定しようという発想で生まれ形を変えてきたとも言われる。

中世の終わり、14世紀終半、この時期から西洋的な意味合いにおける下着―自然な身体の形を理想的なシルエットに変える道具ーが現れる。下着は、いごこちよい、着やすいなどというインナー感覚とはほど遠い、着る人の社会的地位を象徴するシルエットを作るために、身体を矯正するものだった。
14世紀から16世紀にかけて英語ではコッドピース、フランスではブラゲットといわれる股間を覆う布も出回るようになり、貴族の間では男性の魅力を競うためのものであり、藁やおがくずで詰め物をしてふくらまし、高級生地を使い、宝石やリボン、レースなどで飾りたてることもあったという 。

日本では卑弥呼で知られる魏志倭人伝」によると、男性は織布をそのまま身体にまとい、女性は布の真ん中に穴を開けて頭からスッポリとかぶる。このスタイルから腰巻きやふんどしに進化したいわれています。

どうですか?

今の女性下着と比べても見劣りしないくらい、遥昔の男性下着も贅を尽くし作られていたと思いませんか?

そんな今の被服(下着)をみていると考えてしまいます。
女性、男性、関わる物事が平等になれば、
より分かり合える事柄が増える。

そう思うのは自分だけですかね?

そこが下着を作りたいと思う発端であり、
志すところでもあります。




2014年11月21日金曜日

3年越しの『0から1』へ。。。

大変ご無沙汰しております。

やっと自分のなかで日本への執着を断ち切り、思い残す事なくここタイ王国、バンコクへ引っ越しました。
W社や、P社にて日々の業務をこなす毎日を過ごしていましたが、その中でも海外での展示会には行かしてもらえていたのが最高の財産にはなったのかなと。。。
何を言いたいかというと、完全主観ですが、下着のマーケットは世界中でみることができたって事です。

タイ王国が下着となんの関係が?と思う人が大半を占めると思われますが、
知っている高級素材は???と言えば。。。。そうシルクですよね?!
他にも高級レース、そのレースやシルクなどを縫製する工場など含め、全てタイ王国にはつくる背景が整っているという事になります。
 そして、華僑の富裕層、リゾートで訪れるファラン、外資も集まり、同性愛がオープンにし、規律も緩く新しい物事に前向きな人々が多く、これからもっとファッションが発展していきそうな特殊な国!!それがタイなんです。

そんなタイで自身の下着ブランドをつくる為に、人生半ばから初めていきます。



2011年2月5日土曜日

女性と共通意識!?














以前Wに勤めていた時に、色々調べた調査結果から分かったことになります。15歳〜64歳までの日本人男性、1030名を対象にした意識調査を元にします。




Q、『特に気に入ってるパンツとそれ以外を区別しているか?』の質問に対して『あてはまる』『ややあてはまる』が全体の33%。同じ質問を女性にすると『お気に入りの下着がある』が9割を占めます。全体で自分の下着を購入する割合が3割強しか達していない調査結果に対して、この数値はどうみるかにもよりますが、同じ比率で『お気に入りがある?』と言ってるのもどうなの?とも捉えられますが。。。この件についてはまた別の機会に綴るとして、年齢層で統計データをみると、どの年齢層の男性25%は『こだわりをもっている』ともでています。



このこだわり派の人たちのコメントとして、『安心感』『気合』などがあり、デートやサウナ、スポーツクラブ、旅行などで着用されるようです。そうコメントする方々の傾向として、『エチケット』として『マナー』、『流行にとらわれないセンスの表現として』自身の身体や、心の若さを求める傾向があります。そう言ったモチベーションの人たちの生活意欲としても『勝負強さ』『競争して勝つ』『人の上に立つ』など上昇志向が強くみられ、『女性からみられていたい』『ロマンテックな恋をしたい』などの気持ちも持っています。女性からの印象として『下着にこだわる男性』は、中世的なイメージを感じられますが、本質的なところでは、下着に気の向けられる人=(イコール)前向きで積極的な人物像に繋がります。


















結論として、全ての人とは言えないけど、女性も同じ、下着にこだわりをもっている人の傾向として、前向きで積極的な人物像(統計データ上)共通な意識が存在する事にもなるんですよね!?

個人的には、男女平等であって、ポジティブな人が増えればもっと何か出来るのでは???


2011年1月17日月曜日

どんなもの?

人にメンズランジェリーを作りたいって話をした時に、どんなもの?って聞かれる事が多々ありますが、ここでイメージだけでもお伝えしたいと思います。

*対比でお伝えします。
例えば、どこか海外へバカンスやリゾートホテルに行った時、

その時身につけるインナーは?
・女性。。。。。。。。。。。
・男性。。。。。。。。。。
*商品を否定している訳ではありません。

分かりますか?余りにも色気が無いと思いませんか?
ここを対等?平等?にしたい。。。。
そうすればもっとファッションに対しても、女性の気持ちに対して感じ取ってあげれる事は増えると思うけど。。。。自分だけですかね?





2011年1月9日日曜日

被服心理学

 心理学の領域の一つに被服心理学があります。
おもに外から見える衣服(アウター)が着用者の心理に及ぼす効果・影響についての研究です。また、身体そのものに直接つける化粧の心理的効果は、化粧心理学といった名称で確立しているそうです。
しかしアウターと身体そのものの中間に位置する下着(インナーウェア)については、その心理的な役割や効果を学術的に解明した研究例はほとんど無いそうです。
社会的にみると衣服によって隠されたもの、異性からみると性的なものへ転換され、女性の本質の部分が失われ普及し、ここ30年位の時間を経て装飾的なものとしての認知をされてきました。






















男性の下着はどうですか?
確かにふんどしから、昨今流行ったステテコ、ブリーフにトランクス、そしてボクサーパンツまで時代の流れとともに変わってはいるものの、限られた素材、ディテール、プリントの違いによる装飾化。。



まだまだ男性下着の装飾化の兆しはごくごく一部で始まったばかり、女性からの男性下着の心理が変わり始めた今だからこそ、男性自身も自分の下着について考え直してみては?

2011年1月3日月曜日

2011年の始り。

ご無沙汰してました。










環境が目紛しく変わり、全く新しい環境で動き出そうとしています。
相変わらず、インナーの業界、ファッション業界共に代わり映えのしない毎日ですが、自分のペースでチャンスを逃がさないように綴っていくので、本年こそ宜しくお願いします。